days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

リストランテ フィオーレ@溝の口


昨年末の忘年会以来の、食いしん坊仲間達との夕食を取りました。
前回に引き続きイタリアンです。
本来は地震の前に開催予定でしたが、皆仕事が忙しいので延期になっていたのです。
震災の影響もあって、気分的に都心は避けよう(メンバーの1人は都心住まいですが)、近場で飲み食いしようとなり、ここになりました。
中止や延期という話は一切出ませんでした。
震災による不景気の影が忍び寄っている今だからこそ、こうしてお金を使って経済を回すべしというのが私も含めた意見です。
自粛?
とんでもない。
ヘンな自粛などしたら余計に経済に悪影響を与えるだけ。
復興も遅れるだけです。
自粛したい人はご自由に。
でも私はしませんよ。
募金はするし、節電もするし、毎日震災の悲惨なニュースに目を通すし、我が子への放射能の影響を心配するけれども、他人の目を不必要に意識して萎縮する自粛なんてしません。
観たい映画は観るし(但し近場のシネコンが休み)、外食だってします。
ゲームも遊べば(深夜なら尚更節電!)、ホームシアターだって使います(これも夜。AV機器の常時電源ONはしなくなったけど)。
だから自粛したい人は私に自粛を押し付けないで下さいね。
震災後、こちらのお店も不景気だったのでしょう。
予約の電話を入れたとき、人数は「5人です」と伝えたら、「ありがとうございます!」とお店の人の弾んだ声が印象的でした。


店がある施設のフィオーレの森は、オープン当初に妻と訪れています。
この近くに住んでいたので懐かしかったですね。
で、オープン当初に来たと思ったレストランは、この施設にある別のフレンチ。
おや、こちらのイタリアンはお初でしたよ。
トップ写真右手の建物がフレンチ、左手奥がイタリアンになります。
皆で思わず写真をパチパチ。
溝の口と思えぬ雰囲気ですからね。


各人テーブルに通され、メニューを睨んで悩みつつも、結局皆で同じ「旬のおすすめコース」(8,400円)を食す事になりました。
スパークリングワインで乾杯して楽しくお喋りし、料理を待ちます。
まずはいきなりピンボケでごめんなさいの白子のチーズフリット

一口サイズなのでお口にぽいっ。
おや、柔らかい食感と広がるチーズの香り。
こりゃぁ空きっ腹に効きます。
お酒も進みそう。


スモークした寒ぶりのカルパッチョ 梅肉とバジリコのドレッシングで

寒ぶり、美味しいですよねぇ。
食材からすると和洋折衷?
でも旬の食材が味わえて幸せ。


パン3種。

お代わりしましたよ、勿論。


自家製サルシッチャとモッツァレラのカロッツァ バルサミコソース

ミンチした豚肉の上にモッツァレラが乗り、その上に茄子も乗っかっています。
赤ワインが進みます〜♪


真鯛のフレークを詰めたラヴィオリ 黄金色のサフランソース

ラヴィオリ、大好きです。
家では中々食べられないですからね。
白身魚と濃厚なソースの相性を取り持つのがラヴィオリでした。
今度は白ワインが進みますよ。


オマール海老とホタテ貝のヴァポーレ 蕪とアンチョビのバターソース

蒸したオマール海老とホタテ貝の回りの白いソースは蕪、茶色はアンチョビソースです。
これも美味しかった。
ここの店のシェフは火の通し方が上手ですね。


お口直しのソルベ。

さて、メインのお肉に行きましょうか♪


ローマ風 骨付き仔羊肉のソテー 猟師風

ソースは酸味のあるもの。
これがレアに焼かれたラムと合うんですね。
火の通し方がとても良かった。
あぁ、美味しいラムを食べたぁ〜、という気分になれて嬉しかったです。


ドルチェ。
”桜風”〜おうふう〜

桜風味のクリーム、ゼリー、アイスと、ここも和洋折衷。
嬉しい気分になれるだけでなく、とても美味しかったです。
最後はコーヒーで締めました。


コースの料金は高いものでしたが、料理の見栄えや味、サーヴィスなどからすると結構コストパフォーマンスは良いと思います。
都心ではこの値段では食べられないでしょう。
嫌味の無い、適度に高級な雰囲気の施設も楽しい。
この店は当たりでした。
もちろん、愉快な仲間達との楽しい会話も料理同様に美味しく楽しめました。
こういう仲間がいて幸せ、こういう時間を過ごせて幸せと思うと同時に、この場を提供してくれたお店にも感謝しました。
ご馳走様でした。

Ristorante FIORE

食べログ Ristorante FIORE