days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

Audi A4 × 2


愛車のアウディA4クワトロをディーラーに持って行き、車検の見積もりを依頼しました。
すると今日は数時間掛るとの事。
いきなり持って行きましたからね。
車が無いと困ると言うと、たまたま1台代車が空いていたので借りる事になりました。
諸々の手続き等の間、妻子はブロックで遊んだり、塗り絵をしたり。
ここは子供が勝手に遊んでくれるので、親としては楽で有り難い店なのです。


代車は同じくA4のステーションワゴンタイプです。
中に入ると、おぉ広い。
前後だけではなく左右もかなり広く、車幅感覚も少々違います。
で、例によってオートマ(AT)車。
愛車のトロはマニュアル(MT)車なので、AT運転は「たどたどしい運転だね」と妻にも言われてしまいましたぁ (#・∀・)


最近のAT車は、もう教えてもらわないとよく分かりません。
エンジンの掛け方も担当ディーラーに教えてもらった分かりました。
キー自体、いわゆる鍵状でないし。

前後対象の形状なのです、これが。
差し込んだ先にキー状部分などありません。
これはこのメーカーの個性なのかも知れませんが。
ブレーキペダルを踏み付けながらハンドルの左側の窪みにぐっと差し込むと、静かにエンジンが掛ります。
キー自体を回したりもせず。
そういや『カジノ・ロワイヤル』と『慰めの報酬』に搭乗したアストン・マーティンDBSも、透明プラスティック板状のキーを差し込むと、ゆっくり吸いこまれてエンジンが掛るそうですね。
カッコ良いなぁ。
このA4で一瞬困ったのは、一見するとサイドブレーキが見当たらない事でした。
教えてもらわなかったので、はてどうしたものか。
シートの横手にレバー式ブレーキが無いのは最近の車らしいですが、国産車でよくあるらしい、MT車クラッチ位置にあるペダル形式のブレーキもありません。
ふと見ると、シフトレバーの近くに「P」を○で囲んだアイコンが印字されているスイッチがあります(下記写真赤丸部分)。

これを引っ張るとスイッチのランプが点灯。
どうやらこれらしい。
一応、マニュアルとダッシュボードから引っ張り出して確認したら当たっていました。
ハンドル部分も意味不明なスイッチ類だらけ。

ついぞよく分かりませんでした。
ふう。


運転してみての感触は、私が乗っているトロに比べてハンドル操作が繊細に感じられる事。
車体は大きくなったのに小回りが利くのです。
作りが上手いのでしょうね。
かと言ってゆるゆるで不安定ではなく、しっかりしています。
この感触には好感を持ちました。
トロ購入前に検討したメルセデス・ベンツEクラス(もちろん中古)も試乗したら、同様の感触を得た事を思い出しましたね。
ステーションワゴンタイプでしたが、確かに荷物は多く積めそうだけど、今でも十分以上に荷物を積めるので、その点には余り魅力を感じませんでした。
カッコ良くないし(^-^;


さて夕方、見積もりを確認&代車返却の為にディーラーに行くと、ありゃびっくり。
車検見積もり75万円と出て来ましたとさ。
車検に関係ない、修理項目もありましたが、車検と無関係の要修理項目も雨あられ
要修理項目込みで50万円は掛ります。
総走行距離が6万キロであっても1998年生産の車なので、あちこちガタが来ていたようです。
こりゃ困った。
そんなお金も無いし。
しかし安全性には変えられないし。
車買い直すか?
いえいえ、それもまたお金無いですよー。
担当の方とは色々とお話伺って面白かったですけれどもね。
アウディは自前の工場にて車検を行っていて、陸運局よりも厳しい査定を行っているとか。
陸運局の抜き打ち検査でまずい事が見つかると、自前の工場で車検を行えなくなるので、厳し目の車検を行っているそうです。
また私だけでなくMT車好きは多く、MT車販売の要望も多い。
そこで数年前にBMWMT車を出したら、予想以上に全く売れず、すぐにラインナップから外れてしまった。
MT車を望む声と実際に買うお客さんの数には相当に開きがあるのではないか、と。
これは十分考えられそうですね。
首都圏近郊で家族ありだと、MT車は買いにくいでしょうし。
因みに今のアウディMT車は『アイアンマン』でロバート・ダウニー・Jrが乗っていたR8のみ。
担当の方はMT車好きだそうで、R8は「運転してとても良かったです」とおっしゃっていました。
まぁそうでしょうねぇ。
1,600万円もする車だし。


等とお話伺っていましたが、私の帰り際に「今のアウディAT車に搭載されているSトロニックは良いですよ。あれを運転すると、MT車の時代は終わったのかも知れない、と思います」とおっしゃいます。
すかさず営業活動ですか。
隙を見逃しませんね。
今は買いませんが、試乗させてもらいましょう。
運転したのはやはりA4のSトロニック搭載版。
基本はマニュアル構造だそうです。
エンジンの掛け方等は先のA4同様。
シフトレバーの「D」の所でボタンを押しながらレバーを左側に動かすと、Sトロニックが駆動するようになっています。
このモードでのマニュアルでのシフトチェンジは、ハンドル奥左右にある「−」と「+」を書かれた像の耳のようなボタンを使います。
上げたい場合は右手で「+」と、下げたい場合は左手で「−」を押します。
するとギアが変わるのです。
Sトロニックの間は、アクセルをいくら踏んでも通常のMT車のように勝手にシフトが勝手に上がって行ったりしません。
AT車の何が怖いって、勝手にスピードが出てしまう事ですからね。
運転しての感触は、「エンストしないMT車」。
シフトレバーが無いのは寂しいですが、非常に合理的に出来ていました。
チェンジする場合もハンドルから手を離さないのだから、安全上も有利な筈。
エンジンブレーキも良く効きます。
AT車嫌いの私でも良いなぁと思いました。
でもやっぱりシフトレバーが欲しいですけど(*^-^*)


結局、先立つ物も無いし、車でローンなどしたくないので、今のトロを乗り続ける事にしました。
車検は外車専門の車検屋に依頼しましたが、さてどのような値段になるのかは分かりませんけどね。
多少、安くなる筈です。