days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

Call of Duty 4: Modern Warfare


Xbox 360版『コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア』シングルプレイのキャンペーンモードを、難度ノーマルでクリアしました。
これ、キャンペーン前半で放置しっぱなしだったんですよね。
シングルプレイのミリタリーFPSって、そんなに面白くないな…と思っていて。
協力プレイならば楽しいのですけれどね。
それから1年くらいでしょうか。
Battlefield 3』が面白そうだな、予約しておこうか…と思い、やりかけだったのを思い出して再開しました。
そうしたら中断していたのが嘘のように面白く、4日程でクリアしました。
成る程、評判通りの傑作でした。
バカ売れしたのも納得です。


ミリタリーFPSってドンパチするだけだから途中で飽きそうなのに、これはあの手この手で飽きさせません。
海外で評価されたシネマティックな迫力ある演出ってこういうもののか、とちょっと驚きました。
何故かと言うと、いわゆるムービーが殆ど無いのです。
和ゲーだったら手の込んだムービーで派手に盛り上げるであろう場面も、こちらは台詞や状況説明の字幕であっさり。
飽くまでも一兵士の視点からのみを描き、それ以外は描かないという意思の表れでしょうう。
その代わり、刻一刻と変化する状況や、ありとあらゆる手段で盛り上げます。
4年近く前のゲームですが、グラフィックは新作に比べても遜色ありません。
見やすいし臨場感があります。
音も迫力満点。
演出とグラフィック、音響があいまってゲームへの没入感が凄いです。
これは面白い。
ブラックホーク・ダウン』等、色々な映画の影響を発見する楽しみもありましょう。


国際的な大規模テロ鎮圧作戦は、ステージごとに主人公が切り替わる作りになっていて、物語に没入する感じではありません。
この手法も和ゲーではやらなさそう。
国際テロに対処する英米の軍事作戦という、壮大なキャンバスを描いているのです。
しかも主人公の1人がああなるのにもびっくり。
あそこは反戦テーマとして入れたつもりなのでしょうが、好戦的なゲームが反戦テーマを扱う矛盾を抱えたままなのは、『プライベート・ライアン』等の映画と同じで解決出来ていません。


FPSで1番面白かったかも。
こうなると続編も遊んでみたくなりますね。
コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2』国内版は、冒頭空港場面での規制や酷いローカライズでも話題でしたが、残念ながらそれしか選択肢がありませんからね。
来月以降のゲームラッシュを前に、『モダン・ウォーフェア2』を遊ぶか、あるいは溜まったBlu-ray Discを観るか、思案のしどころです…(-"-;