days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

ICE "SOUL DIMENSION"


1996年に発表されたICEの5thアルバム・リマスター盤を購入しました。
先日久々に聴いた前作の4thアルバム『We're in the Mood』を聴いたのがきっかけです。
今作ではよりバンドっぽいサウンドになり、バラエティに富みつつ統一感が取れています。
ボサノヴァまで出て来てちょいびっくりしました。


これは聴いて良かったですね。
但し、最初に聴いたときはキャッチーな曲は前作の方があったような気がしました。
しかし2度目以降聴く内に、きちんとここの曲が浮かび上がって来るアルバムだと思いました。
これは当時のバンドに勢いがあった、という事かも知れません。
宮内和之の曲はメロディラインが相変わらず綺麗だし、またそのギターのカッティングは歯切れ良い。
国岡真由美のヴォーカルは艶に磨きが掛っています。
小川真司のベース、山下政人のドラムス、大石真理恵のパーカッションとこのリズム隊も好調。
山下のドラムスは若干重めなのが特徴です。
一聴すると派手でキャッチーなアレンジなので軽薄と誤解されそうなバンドのサウンドを、その誤解から解いているのはそのドラムスでは、等と思ってしまいました。


リマスターという事で音も良い。
オリジナル盤は分からないけども、これは十分綺麗。
邦楽にしては珍しい良好な音質は前作同様です。
音質を気にしていたバンドだったのかも知れませんね。


まだまだICEを聴きたくなりました。
kajugumiさんのコメントもありましたしね。


尚、邦楽には珍しく解説がありました。
復刻盤ならではですが、リーダーの宮内和之が死去したのが2007年12月。
本リマスターCDが出たのも同時期。
筆者が宮内の死去直前に、彼がガンと知らずに書かれたものなのでしょうね。
何だか切なかったです。


「SOUL DIMENSION」 standard of 90’sシリーズ(紙ジャケット仕様)

「SOUL DIMENSION」 standard of 90’sシリーズ(紙ジャケット仕様)


またもやYouTubeでは削除されていたので、海外サイトからシングル曲のヴィデオクリップ。

  • 视频: ICE - Love Makes Me Run

http://v.youku.com/v_show/id_XMjI2NDI4MTYw.html


疾走感が素晴らしいし、ICEらしい曲ですよね。
同じ曲のライヴ版。

  • ICE - Love Makes Me Run [03/09/1998@AKASAKA BLITZ]


グミさんのお薦めに従って、YouTubeなどでも数曲聴いてみて、1st&2ndアルバムも注文済みです。
これも到着が楽しみです。


「ICE」 standard of 90’sシリーズ(紙ジャケット仕様)

「ICE」 standard of 90’sシリーズ(紙ジャケット仕様)

「WAKE UP EVERYBODY」 standard of 90’sシリーズ(紙ジャケット仕様)

「WAKE UP EVERYBODY」 standard of 90’sシリーズ(紙ジャケット仕様)