days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

aftarmath of "The Girl with the Dragon Tattoo"


先日観たドラゴン・タトゥーの女』は、今年観た映画の中でどんぴしゃとハマった映画でした。
1年も前から期待していて、それでハズしたらどうしようかと少々心配もしていましたが、期待以上の出来栄えでした。
何しろ、2日先に観た十分インパクトのある『メランコリア』の存在を忘れて、拙blogに書くのを忘れてしまったくらいですから。
そこでおさらいをしたくなりました。


まず本作の場合は、このインパクト満点の予告編ですよね。

ナレーションも状況説明も一切無い、クールなイメージを印象付けました。
レッド・ツェッペリンの名曲『移民の歌』のカヴァーも含めてカッコ良い、この編集のリズム!
期待も高まりましたね。


そして第2弾予告編。

こちらはいわゆる普通の予告編、といった感じです。


北米での公開直前に出回った、デヴィッド・フィンチャー直々に編集したという触れ込みのメイン・タイトルデザイン及び『移民の歌』VC

…実はメインタイトルデザインそのままではなく、タイトルを接写したと模したVCでした。
クロースアップばかりでやけに見づらいな、と思っていたら、実際に映画を観たら違っていたという(^_^;)


そしてメインタイトルデザイン。

堂々とネットにアップしているとは、よほど自信があるんですね。
007もかくやの、カッコ良いシークェンスになっていると思います。
そのメイキング紹介サイトも公開されました。


さて日本公開版はR15+にする為にモザイクがかけられて酷いものでしたが、ネットでの批判の声を受けてか、無修正版がR18+で公開される事になりました。


最初からこちらで公開すれば良い当たり前の話であって、何ら誉められるものではありません。
因みにフィンチャールーニー・マーラ来日時の日本プレミアでの上映は、この無修正版だったそうです。
もっとも、同時に公開された『TIME/タイム』に比べて、日本では興業的苦戦が伝えられている本作。
評価は雲泥の差であっても、半年も前から予告編をずっと流すなりして丁寧な宣伝活動をしていた『TIME/タイム』に対し、日本でも売れた小説と監督のネームバリューに頼っただけの宣伝とも言えそうです。
そんな事情こそあれ、この公開も少しでも話題作りのテコ入れ、という扱い可能性もあります。
まぁでも、デジタル撮影の映画をフィルム上映版で観た私としては、やはりデジタル上映というのは気になりますね。
それと願わくば半年後に発売されるであろうBlu-ray Discはこちらの版を収録してもらいたいものです。