"Inception" on Blu-ray Disc...

『インセプション』をBlu-ray Disc鑑賞しました。
先日の『ダークナイト』に続いてのクリストファー・ノーラン作品を連日の鑑賞となります。
無論、『ダークナイト ライジング』前夜祭の扱いですよ！
映画は一昨年末以来の通しての鑑賞となります。

体温の低い作りが気になるところではあるし、第一、夢があんなに理詰めな訳があるまい…という突っ込みは野暮でしょう。
奇想SFというよりも、往年のTV『スパイ大作戦』の精神に忠実な作風が楽しい。
つまりは不可能に思える任務を、各技能に秀でたメンバーにより、チームワークで達成しようというもの。
毎度ながら気になるのはアクション描写の鈍さや、そもそもアクションは不要な内容に無理して派手な銃撃戦を挿入した違和感です。
でも3度目の鑑賞ともなると、あばたもえくぼ。
市街戦の『ヒート』、雪原で戦いの007へのオマージュが微笑ましい。
ノーランって本当に『ヒート』が好きですね（私もですが）。

終始眉根を寄せているレオナルド・ディカプリオの一本調子演技より、私はむしろトム・ハーディの軽妙さに惹かれてしまいます。
深刻な役者陣の中で、唯一ほっと一息つける明るさ。
その彼が『ダークナイト ライジング』でどんな極悪演技を披露してくれるのか、楽しみでなりません。
そうそう、『裏切りのサーカス』での工作員役も好演でした。
楽しみな役者ですよ、彼は。

Blu-ray Discとしては、やはり『ダークナイト』BDに比べて画質はやや落ちるし、バラつきがあります。
それでも音響の凄まじさたるや、脅かしデモに使えるくらい。
今日も2か所ばかりびっくりしてしまいました。
低域、高域共にレンジが広く、ガキッという音をいかに再生出来るか勝負どころ。
難度は高いですが、うまく再生出来たら満足度も高いソフトですね。

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インセプション [Blu-ray]