"Jaws" on Blu-ray Disc
『JAWS ジョーズ』のBlu-ray Discを購入しました。
今回私が購入したのはアマゾン限定のスチール缶の方です。
LD、DVDと買って来たくらいに大好きな映画ですし、ひょっとしてスティーヴン・スピルバーグの最高傑作ではないかと思っている映画でもありますので、これはまぁ、我ながら順当な選択でしょう。
パッケージの絵柄がオリジナルポスターになっており、しかもオリジナル同様に緑がかっていますね。
【Amazon.co.jp限定】JAWS コレクターズ・エディション スチールブック仕様 (デジタルコピー付)(完全数量限定) [SteelBook] [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2012/08/22
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JAWS コレクターズ・エディション(デジタルコピー付)(初回生産限定) [Blu-ray]
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後世にはこちらの方が通りが良いかも。
缶を開けると2枚のディスクで1枚の絵柄になるようになっています。
こういう洒落っ気が嬉しい。
パッケージ裏側は有名な冒頭場面の写真です。
ブックレット。
ぱらぱらと見た限りでは、内容は結構充実していそうです。
各国ポスターの紹介が何気に嬉しいです。
主演のロイ・シャイダー、ロバート・ショウ、製作者のデヴィッド・ブラウン&リチャード・D・ザナックと、既に故人となってしまいました。
早速鑑賞しました。
BDの冒頭、ユニバーサル映画のロゴは100周年記念のものになっていました。
ファンファーレは故ジェリー・ゴールドスミスのをブライアン・タイラーがアレンジしたものです。
メニュー画面は文字ではなくアイコン表示になってしまい、使い勝手は落ちています。
この前に各国選択するのだから、以前のように文字列説明に戻してもらいたいです。
スティーヴン・スピルバーグの天才ぶりを世界的に知らしめた名作でもありますね。
DVD-VIDEOを前使っていた29インチTVで観て以来、自宅での大画面鑑賞は意外にも初めてでした。
個人的にはスピルバーグ作品の構図の素晴らしさに開眼した映画ですが、大画面で観ると改めて素晴らしい。
殆ど全てのショットが決まっているのって、いわゆる「映像派」監督でも中々無いもの。
しかもこの映画はそれを売りにしていませんし。
つまりは技巧が非常に目立つ映画でもあるのです。
しかしです。
ブロディってこうも無能な署長だったっけ、市行政の圧力に屈する警察とは無責任では?等と突っ込みながら観ていました。
そうか、人の好さだけが取り柄のような男が、最後に一念発起して大逆転本塁打をかっ飛ばす快感、というのが、観客にとって感情移入しやすいというのはあるのでしょうね。
また、余り面白くない原作にあった不倫とかのサブプロットをバッサリ削除し、単純化した脚色の勝利でもあります。
ここら辺はスピルバーグの原作者&脚色者ピーター・ベンチリーへの指示らしいですが。
以前はやや退屈に感じられたドラマ部分を「スピはドラマが描けないから」等と思っていたのですが、今回は1番楽しめました。
何より、主役3人のカラフルな演技が楽しい。
贔屓のロイ・シャイダーのおろおろ無能振り。
ロバート・ショーの大袈裟大見得。
リチャード・ドレイファスのコミカル生意気さ。
この3人のアンサンブル演技がとても良いです。
音声は7.1chリミックスも収録されていますが、今回の鑑賞はオリジナルのモノーラルで行いました。
これが素晴らしいサウンドトラックでした。
音質はやや低音過多な感じでしたが、映画に集中している間全く問題はありません。
むしろサラウンドしないので、画面に集中出来たくらいです。
これは高画質の映像と相まって作品世界に観客をいざなう素晴らしいソフト。
求心力のある映画は何度観ても面白いものです。
そう、1975年の映画なのに、素晴らしい画質なのですよ。
丁寧にリストアした結果です。
その作業の模様も特典映像に収録されています。
これは必見ですよ。
特典の新ドキュメンタリを終盤近くまで観ました。
旧ドキュメンタリの落穂拾い、あの人は今…的なマニアック志向もあって楽しいです。
これは旧ドキュメンタリも再見しなくてはなりません。
しかし元がSD映像なのに、画面比を再生側で変更しなくても、ストレス無く再生してくれるのは有難い。
こういう顧客起点って重要ですよ。
『ジョーズ』を観ると、買ってそのままほったらかしの『未知との遭遇』も、まだBD化されていない映画も観たくります。
でも『シンドラーのリスト』ばかりはBDでリリースされても再見する気になれないのです。
ちょっと胡散臭かったので、良い部分もある映画と思いつつ苦手なのですよねぇ。
特にラストシーンとか…。
まぁしかし、これは特典を全部しゃぶり尽くさないといけないソフトですね。
今度はサラウンド再生で本編を観てみましょうか。