days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

"Collateral" on Blu-ray Disc


連夜の(?)マイケル・マン祭、漢(おとこ)祭は、先日のメイド・イン・L.A.』に続けとばかり、到着したばかりの『ヒート』を観るつもりでした。
が、ブログ更新やらSNSやらで気付けば23時半近く。
これから3時間弱の映画を観るのは明日に支障が起きるので諦め、先日の飲み会で話に出たのでBDで買い直した『コラテラル』を開封しました。
トップ画像はDVD-VIDEO(左)とBD(右)です。
ジャケット、何でBDになると劣化するのが多くなるのでしょうか…。
小さくなった分インパクトのあるデザインにしなくてはならなくとも、悪化させる事はなかろうに…。
ともあれ、本編終了後の特典映像鑑賞中に睡魔に襲われたので、こっちで正解でした。
何と6年振りの鑑賞の模様です。
映画は乗せた客がさぁ大変というL.A.珍道中の夜、といった不思議なアクション・スリラー。
劇場公開時の感想はこんな風でした。


そうですよね、ヴィンセントはタイラー・ダーデンですよね。
リアリズムという観点からすると突っ込みどころはたくさんあるのですが、それでも最後までマンの活劇屋魂に乗せられて楽しんで観てしまいました。
こういう映画もアリなのです。
アンバランスでも楽しい快作でした。
ALI アリ』『パブリック・エネミーズ』等のキマジメさより、マン作品としては割と気楽に作ったと思しきこちらが好きですね。





















初見ではジェイミー・フォックスに目が行きました。
でも今観直すとトム・クルーズもかなり良いじゃないですか。
銀髪に無精ひげ、銀色がかったスーツという姿に、格闘技も銃も超一流の殺しのプロ。
随所にある三点射の非情で俊敏な銃撃スタイルが強烈です。
こういう現実離れした役が大スター・トムには似合いますね。
ええっと、一応、現在公開中のトムがロッカー演じている『ロック・オブ・エイジズ』関連も兼ねての鑑賞でもあったのですよ。
検事役ジェイダ・ピンケット・スミスも良いし、初見ではかなり印象に残ったのに、これはやはりマンの映画、男の映画でした。


そしてフェティッシュなまでのタクシーを捉えた映像。
美しい夜景の数々。
道を横切るコヨーテ。
一転して、一瞬でカタが付く激しいガンアクション。
射手の斜め後ろからのアングル。
どれもマイケル・マンらしい。
雇われ監督であっても自分の刻印を残すのを忘れていません。


そうそう、『コラテラル』はフランク・ダラボンチャック・ラッセルの製作総指揮者コンビは、『ブロブ/宇宙からの不明物体』コンビ映画でもあるのですよ。
この話題も飲み会で出ていたようです。


BDの画質は、元々がザラついたHD映像だったので忠実度は高いと思います。
その意味では高画質ではないでしょうか。
音はマンこだわりの発砲音が現実味があります。
恐らく実銃を撃ったのを録音しているのでしょう。
ジェームズ・ニュートン・ハワードの音楽も切れ良い録音でした。
特典がDVDと同じであっても、一応HD化されていて嬉しい。
SD収録のBDも多いですからね。
こういう心配りは商品として大事です。


コラテラル スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]

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