"Quantum of Solace" on Blu-ray Disc
先日の『カジノ・ロワイヤル』ホームシアター鑑賞の続きとして、『007/慰めの報酬』の鑑賞です。
やはりこれも観なくっちゃという気になっていたのですね。
積んであるBDは他にもあるのですけれども。
気分的には先日観たばかりの『PARKER/パーカー』に連なる復讐もの、って感じでしょうか。
前回鑑賞からですと、およそ3年弱振りのようです。
因みに劇場公開当時のレヴューはこちらです。
BDとしては画質音質共に素晴らしいので、デモ用に使えるディスクでもあります。
映画冒頭のカーアクションは、アストンマーチンDBSがカッコ良く、ボンド映画のカーアクションでも代表に数えても良いくらいでしょうね。
でもやはり物語があってこそのアクションだった『カジノ・ロワイヤル』に比べ、物語性希薄でアクションありきの本作は分が悪いですね。
ダニエル・クレイグはよく動いているし、序盤のジェイソン・ボーンばりアクションも凄いし(劇場ではアクション終了後、溜息が満ちていたというのは楽しい思い出です)、オルガ・キュリレンコはエキゾティックだし、後に贔屓となるジェマ・アータートンは可愛いし、ダブル・ネガティヴ社のVFXも良く出来ていたりで、見せ場には事欠かないのですが。
でも、これの次回作にして最新作『スカイフォール』における、Mとボンドの関係を念頭に置いて観ると、以前観たときとは違った味わいもあるのに気付きます。
しかしボンドは2作連続でボンドガールとHしなかったのですね (^^;
アクションと祭事のカットバックが2場面程出て来るけど、ボンド映画にしては野心的な編集です。
それが「ボンド映画として」どこまで効果を上げているのかは今一つ疑問ではありますが、『トスカ』の場面は実は結構気に入っています。
音楽と映像の織りなす快感があって。
ドラマ系映画の印象が強かったマーク・フォースター監督の、野心的に作ろうとして必ずしも上手く行った訳ではないけれど、でもクレイグ・ボンドの魅力でいつも観てしまう映画、という感じでしょうか。
デヴィッド・アーノルドのスコアもカッコ良いですよね。
今回改めて思ったのは、ダニエル・クレイグは現代のスティーヴ・マックィーンだ、という事。
ポスターアートや劇中の砂漠をオルガ・キュリレンコと歩く場面など、昨年末に観た『ゲッタウェイ』のマックィーン&アリ・マッグローを想起させます。
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さぁ、これで『スカイフォール』ホームシアター上映への予習はばっちりですよ。
無論ディスクは予約済みです。
楽しみで仕方ありません (^^
私が今回予約したのはアマゾン限定スチール缶です。
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