days of cinema, music and food

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"Carlito's Way" on music


先日観たブライアン・デ・パルマの佳作『カリートの道』の余波もあって、サントラCDを2枚、入手しました。
どちらもアマゾンさんで、中古などで安価に入手出来ます。
1枚はパトリック・ドイルのスコア盤。
もう1枚は歌ばかりを集めたコンピレーション盤になります。


ドイルのスコアですが、これは彼のフィルモグラフィの中でも傑作の部類でしょう。
悲壮で流麗な弦の高域を使ったメインテーマ。
ここにカタギになろうとして夢破れるヤクザな男を語っているかのよう。
一方、リズミカルな面も忘れていません。
後半のサスペンス場面、特に10分以上にも渡る地下鉄からグランド・セントラル駅での追撃戦は、かなりの聴き物となっています。
いや実際、この曲、その名も「Grand Central」を聴くためだけにこのCDを買っても損はしません。
これは素晴らしいスコア集です。
機会がありましたら是非に。

Carlito's Way

Carlito's Way


コンピレーション盤は、映画が1970年代を舞台としているだけあって、ディスコ音楽系が目立ちます。
ただ残念ながら映画で印象的だったビージーズなどは使われていません。
それでも「あぁ、この曲あったねぇ」と顔がほころんでしまいますが。
実は私がこのCDを買った最大の理由は、先日の鑑賞時にも感動したジョー・コッカーの「ユー・アー・ソー・ビューティフル」を、オーディオシステムで聴きたかったからなのです。
これで長年の希望が叶えられる!
しかし…ガーン…
何とジョー・コッカー版ではなく、オリジナルのビリー・プレストン版の収録だったのでした!
版権の問題なのでしょうが、これにはガックリ。
まぁ、原曲を聴くのは初めてだったので、それを知ったという点で良しとしましょうかね…


ジョー・コッカーの「ユー・アー・ソー・ビューティフル」目当ての場合は、くれぐれもお気を付け下さい!

Carlito's Way

Carlito's Way