days of cinema, music and food

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カブ達の死と…新たな生


先日書いたように、カブ小屋騒動は未だに続いています。
よくもまぁ、という位に、金網を破って脱走を繰り返すカブたち。
カブトムシの怪力には驚かされます。
飼育小屋を作ってのびのびした訳ではないでしょうが、いやはや、深夜にガサゴソと音がよく聞こえてくるのはいささか落ち着きません。
踏ん付けやしないかと、気掛かりですからね。


しかしそのカブたちも、残念ながらお別れの者たちも出て来ました。
カブトムシは成虫になってからの寿命は大体、1か月から3か月だそうです。
交尾をして雌が産卵した場合は、死期が早まるとか。
逆に交尾しない個体は長生きするそうです。
種の保存というメカニズムとは、何と残酷且つ効率的に出来ているのでしょうか。


先日、オスとメスのカブトムシが1匹ずつ死にました。
オスはゆがんだ翼の具合から、1番最初に成虫になり、また早々に交尾していた者です。
死んで2-3日経っていたらしく、死骸は頓着しない同居人たちによって、幾つかに四散していました。
となると、メスはそのお相手だったのでしょうか。
生まれて来てくれてありがとうと、死骸を拾い集め、庭の隅にある花壇に娘と一緒に埋めてあげて、お墓としてあげました。
娘は「でもまた、たまごをうむから、だいじょうぶなんだよ」。
彼女なりに生と死のサイクルを理解してくれているのでしょうか。


それから3日後の深夜。
何と、次の世代のカブトムシの小さい幼虫が数匹、飼育箱のマットの中でうごめいているではないですか。
そっかあ、先日死んだのはつがいで、その子達の子孫なのかも知れないですね。

彼らは死んで卵を遺したのですね。
去年から数えて早くも三世代目。
何だか感慨深いです。
また大事に育てましょう。


そして今夜もまた、深夜にカブ達のぶ〜んという羽音が小屋の中から聞こえるのは、我が家の常。
小屋の中なので、すぐに壁にぶつかる音もするのです。
ところが、やけに航続距離が長い音がしてから壁にぶつかる音がしました。
廊下まで見に行くと、ひっくり返ってジタバタしているカブ子がいます。

もちろん、速攻で逮捕→送還されたのですが、どこから脱走したのかと小屋を見ると、今まで見た事がないくらいに、アルミ網が大きくこじ開けられていました。

かなり歪んでしまったので、綺麗に金網を戻すのは至難の技でしょう。
う〜ん、凄い腕力。
このカブ子は女傑と呼ぶに相応しいですネ。