days of cinema, music and food

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Bankstatement


今回ご紹介するのは、はジェネシスのキーボーディスト、トニー・バンクスのプロジェクトで1989年の『バンクステートメント』です。
本人よると、銀行明細書と、バンクスの声明(ステートメント)をかけているのだとか。
アレンジが当時既に野暮ったかった曲もありますが、全体的に好きな曲も多いアルバムです。
「レインクラウド」など大好きです。


ヴォーカルはアリステア・ゴードンとジェイニー・クリメック、それに一曲だけトニー自身も歌っています。
トニーはジェイニーは気に入ったらしく、次のソロアルバム『スティル』でも起用しています。
低めの声がセクシーなドイツの歌手ですね。


ジェネシスのお化けヒットアルバム『インヴィジブル・タッチ』の後に作られたとあって、よし俺個人も、と全体にシングルカットを意識した曲作り。
フィル・コリンズマイク・ラザフォードジェネシスの残り2人もソロで大成功しましたからね。
そう思うのは当然でしょう。
結果的にセールス的にはまるで奮わなかったのが残念でした。


シンセの音色や、最後の「12日の木曜日」というちょっと不吉な、そして『インヴィジブル〜』収録の「ザ・ブラジリアン」風のインスト曲などに、トニーらしさを感じます。
この次に発表された、クリメックも参加しているバンクスのソロ・アルバム『スティル』も久々に聴きたくなりました。


バンクステートメント

バンクステートメント


シングルカットされた「スローバック」はPVまで作られ、ヒットを狙いました。