days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

Tomorrowland


ブラッド・バードの新作『トゥモローランド』をIMAXにて鑑賞しました。
元が1.85:1の映画らしいので、上下黒帯なしですっきり大画面で観られてとても良かったです。


高校生のケイシー(ブリット・ロバートソン)は、利発な理工系少女。
その彼女がひょんなことから未来都市トゥモローランドを見られるピンバッチを手に入れたことから、大冒険をすることになります。


ヒロインが、近年まれにみる超元気印の天才理工系少女でした。
キテレツ大百科』のキテレツを活動的にした女子、といったところでしょうか。
ラフィー・キャシディも含めて、元気女子の映画でした。
ジョージ・クルーニーの世をすねたかつての天才少年も良かった。
人生の苦労を背負ってしまった中年男の悲哀が感じられて。
たまにはこういう、ど真面目なクルーニーも良いです。


映画は特に前半、理想郷の場面などわくわくさせられます。
初めてトゥモローランドに行った場面、ワンショットで延々撮っていて高揚感満点。
またマイケル・ジアッキーノの音楽もアゲアゲで素晴らしい。
終盤は台詞に頼ってしまうのが残念ですが、随所にユーモア(『アイアン・ジャイアント』も登場していたし)を混ぜ込み、ジュブナイルSFとして存分に楽しみました。
こういうSF映画は大歓迎です。