Mad Max: Fury Road (Original Motion Picture Soundtrack)

劇場で3度も観てしまった『マッドマックス怒りのデス・ロード』。
これは素晴らしい映画でした。
1度目は矢継ぎ早の展開とアクション場面の連打で結構楽しみながらも、「やっぱり『マッドマックス2』が最高だな」と思いました。
しかし日が経つに連れ、色々な意味に気付いて2度目の鑑賞。
細かいドラマや設定まで作られているのに気付き、映画の作り込みの凄さに驚きます。
噛めば噛むほどに味が出るとはこのこと。
ジョージ・ミラーらスタッフのパワーは細部までもおろそかにしないところに宿っていたのでした。

さて音楽は『マッドマックス』『2』のブライアン・メイは故人となっており、『マッドマックス／サンダードーム』でモーリス・ジャールを起用し、スケールの大きな音楽を付けて来た歴史があります。
3は映画は退屈でしたがジャールの音楽はお気に入りなのは、以前に書いた通りです。
ですがジャールも鬼籍に入っており、今回起用されたのはジャンキーXLことトム・ホルケンボルク。
オランダのDJ・ミュージシャンです。
映画音楽で聴いたのは『300 ＜スリーハンドレッド＞〜帝国の進撃〜』くらいかな。
本作は映画にはまってしまったのと、CDよりもダウンロード版の方が曲数も多く長いので、今回はそちらを購入しました。

最初から最後までどかどかと迫力一直線…のようでいて、儚げな旋律も聴かせます。
オケ主体にドカドカパーカッション、ヘヴィなギターも取り混ぜて、車の運転時のBGMには最高。
但しスピードの出し過ぎには気を付けましょう。
でもブライアン・メイの方が迫力が具体的に盛り上がりましたね…。
いや、これもかなり気に入ったのですが。

映画がお気に召した方にはお勧めです。