days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

"Quantum of Solace" on Blu-ray Disc


二夜連続のダニエル・クレイグ鑑賞です。
もちろん、『007 慰めの報酬』ですよ。
年末のダニエル・クレイグ版ボンド祭り『007 スペクター』の予習で、普段なら時系列順に映画を観るのですが、今回は初めて逆に鑑賞しています。
スカイフォール』『慰め』『カジノ・ロワイヤル』の順になる予定です。


まずはクレイグが若くて驚きました。
世評は芳しく無い本作ですが、私は好きです。
アートフィルム系監督マーク・フォースターの独自色を出そうと頑張っている野心は、必ずしも全てが上手くは行ってないけれども、観直すと案外に気楽なアクション映画として楽しめます。
特に重厚&高級ドラマ路線でいささか窮屈な『スカイフォール』の後に観ると、余計にですね。
こちらの方が本来のボンド映画の雰囲気なんだな、と今更気付きました。
劇場公開時は手振れ&細かいショット繋ぎもあって、アクションの撮り方がイマイチだなぁと思ったのですが、幾度も観ていると特にTVサイズには丁度良いかな、とか思えますね。


トム・フォードのスーツ初登場でもある本作、鋭角的で攻撃的なシルエットを着こなせる人って中々いなさそう。
あれは小顔でガタイの良いクレイグだから格好良いのでしょうね。