days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

ピンク・フロイド・バレエ


かつて、プログレ・ファンとしてフロイドの来日ライヴに行った身としてはすごく気になります。


公式サイト


先日訪れたパリでは、あちこちの街灯に広告がぶらさがっていました。


あ、ピンク・フロイド来日ライヴっと言っても、1988年のね。
さすがに70年代の方じゃないです (^-^;)
ライト・ショーとしても、映像ショーとしても凄かったし、空飛ぶ巨大豚も間近で見られました。
でも何より感動したのは音響の素晴らしさ。


「自宅のコンポより音が良い」


それまでは、ロック系のライヴと言えば「耳を弄さんばかりの割れた轟音ばかり」かと思っていました。
実際、本番数時間前の会場の外には大音響のリハーサル演奏が盛大に漏れていました。
本番後には難聴になるんじゃないかと、ちょっとびびっていたくらいです。


しかしこの日、「うるさくない大音量」が世の中にあることを知りました。


あと、腹に来る重低音。
これも凄かった。
ぐるん、ぐるん、と響きましたもの。


今にして思うと、現在の音の好みの原型を形作ったのは、このときだったのかも知れません。


もっとも、その時から現在に至るまで、ロック系ライヴは「耳を弄さんばかりの割れた轟音ばかり」で、「うるさくない大音量」には今のところお目に掛かっていません。
フル・オーケストラの演奏くらいでしょうか、うるさくないのは。


そのライヴには友人らと3人で行きましたが、会場の代々木オリンピック・プールに居た高校生は、うちらだけでした。1時間程度の第1部(「狂ったダイヤモンド」+当時の新アルバム『鬱』全曲)終了後のトイレは、中年のおじさんばかり。長い行列があるものの、誰一人口を開かず、「競馬場の雰囲気に近いかも」と勝手に思いました。


さて、ローラン・プティの上記バレエです草刈民代も出演、曲は「虚空のスキャット」ですか!「ラン・ライク・ヘル」もやるようだし。「コンフォタブリー・ナム」はやるのかなぁ。ラストは「吹けよ風、呼べよ嵐」に合わせて踊るそうなので、さぞかし壮観なことでしょう。
日程の都合が付かなさそうなのが残念です。


先日のフラ見学の影響か、人間の肉体の持つ力を堪能したいと思う秋であります。