The Devil Wears Prada
食後はショッピングモールをぶらぶらして、シネコンの109シネマにて『プラダを着た悪魔』を鑑賞しました。
映画鑑賞前に、劇場ロビーにあったハーゲンダッツでダブル&コーンを買いましたが、これは失敗。
いや、チョコとオレンジのお味は文句無しだったのですが、暗闇でダブルのコーンはシャツを汚す原因となることをすっかり忘れていました。
次こそはダブルであってもカップにしましょう。
映画は『ヴォーグ』編集長がモデルとも言われているファッション雑誌の鬼編集長メリル・ストリープに、新人の助手アン・ハサウェイが振り回されるというもの。
派手でも私生活に犠牲を強いる仕事によって、やがて恋人や友人たちも離れていく・・・という、アン・ハサウェイのパートが通俗的であまり面白くありません。
仕事とは何か、というのを学んでいくのは中々道徳的だとは思ったのですが。
しかしメリル・ストリープ演ずる編集長ミランダはかなり面白かった。
ステーキや熱々コーヒーを用意するのなんて、まだまだ大した要求ではありません。
ハリケーンで飛行機が飛び立てなくても、何とか帰路を用意しろと言い、ハリー・ポッターの最新刊(それもまだ出版されていないもの)を自分の娘たち用に用意しろ、などと傍若無人振りが笑えます。
以前のメリルは「私、上手いのよ」光線が気になってしまいましたが、今作の彼女はなりふり構わないところが可笑しい。
それでも時々、光線を発していましたが。
ファッション業界が舞台ということもあって、男女共にお洒落な格好なのも目の保養になります。
メリル・ストリープの派手な着こなしは堂々たるもの。
服に着られていないのが良い。
こういった中年女性は街中で中々見かけないな・・・と思っていたら、劇中のミランダとアン・ハサウェイの移動は殆どベンツ、しかもSクラス。
公共機関を利用しないのであれば、そりゃぁ見掛けないハズ。
細くて美人のアン・ハサウェイが「太めでファンションセンス無し」という設定は、まぁご愛嬌でしょう。
登場時のダサダサな格好から、やがて洗練された姿になっていくのもお楽しみです。
尚、劇中のメリル・ストリープはプラダばかり着ていた訳ではありません。
公開初日の15時35分からの回は、6割程度の入り。
劇場は椅子も良いし、内装も綺麗。
音響も文句無しだったし、快適に鑑賞出来ました。