days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

DaisukeからHideoへ


レッドソックスに入団で話題の松坂大輔
しかしそれ以前に、偉大なパイオニアがいることを忘れてはいけません。


『Number』の表紙が松坂ならば、『Sportiva』の表紙は野茂英雄
赤と青の好対照なデザインですね。


かつて近鉄バファローズのファンだった僕は、阿波野秀幸と小野和義の左二枚看板に野茂が入団すると決まったとき、狂喜したものでした。
その後の野茂の活躍はご存知の通り。
残念ながらこの3人のエースではバファローズは優勝出来ませんでしたが、野茂は渡米1年目、1995年のドジャーズ地区優勝に大きく貢献した訳です。
母の実家まで車を飛ばして行きながら、カーラジオでの実況中継(対サンディエゴ・パドレス戦)に心躍らせました。


残念ながらここ何年かは故障がち。
昨年は大リーグで1球も投げられませんでした。
どうしたものだろうか・・・と思っていたところ、野茂は地道なトレーニングの日々を送っており、もちろん大リーグ復帰をあきらめていませんでした。


「1年休むのも2年休むのも、ここまできたら一緒ですし。じっくりやろうかなと考えるようになりましたね。」


紛れも無く「ノモマニア」だった当時の私が向かっていたのは、農家である祖父母の家。
土を耕し、種を撒き、肥料をやり、雑草をむしり、収穫のときを待つ。
大自然相手にしているからか、農家の彼らは常に悠然と構えています。
大したことないよ、それくらいとばかり。
幼少時から祖父母の家が心地よかったのも、そして高校以降たびたび連れて行った友人たちも心地良かったと言ってくれたのも、それが理由ではないかと最近思うようになりました。
彼らの何事も受け入れる器の大きさが素晴らしい。


野茂の上記の言葉は、悠然と構える農夫の言葉に思えました。