days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

銀座ラトゥール


グルベローヴァのリサイタルの後、銀座に出てディナーを取りました。
ラ・トゥール・ダルジャンのソース担当をしていた清水忠明シェフのお店です。


日曜夜ということか、店内のほかの客は1人だけ。
その方(中年男性)は常連らしく、最後はバーカウンターでシェフらと歓談していました。


いつかああなるぞ、と心の中でこぶしを握っていたのは言うまでもありません(ほんとか?)。


料理はコース「ルイ14世」をオーダー。
前菜が2種頼めるのが嬉しいコースです。


写真はその1つ。
フォアグラ料理です。
パリパリの小麦粉の薄壁に囲まれたフォアグラに、パリパリのココナツが十字に添えてあります。
手前にミニ・クロワッサン。
見ているだけで楽しいでしょう?
貴腐ワインも進む進む。


ワインはボトルではなく、料理ごとにグラスで注文しました。
単なるハウスワインではなく、ソムリエがそれぞれの皿に合ったものを選んでくれるのが嬉しい。
これはパリのリュカ・カルトン以来でした(昨年、三ツ星を返上したので話題になりましたね)。
このサーヴィスはありがたいです。


料理は見栄えも味も結構だったのですが、実は印象が強かったのはパン。
そう、フレンチで胃袋にとって危険なパンです。
数種類食したのですが、どれも大変美味しく、香りも素晴らしい。
案の定、店を出るときはお腹がぱんぱんに膨れてしまいました(洒落ではありません)。


静かな店内は落ち着けました。
サーヴィスも満足がいくものでした。
ただ、満席の場合はどうなのか分からないので、機会(お金があるとき、とも言う)にまた伺いたいものです。