days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

鹿肉シチュー、鉄十字章、5マルク、トト


鹿肉料理を振舞ってくれると言うので、週末の夕食を実家にて取りました。
単身赴任中に猟友会に入った父は、退官後も交流を続けているので、鹿狩りに行ったとか。
猟の成果にあり付ける訳です。


出て来たのは、鹿肉シチュー。
圧力鍋で似たら肉が殆ど煮崩れてしまったそうで、もっと肉をもっと大きめに切れば良かったと後悔する父。
ですが、少々クセがあるものの、やはり美味しい。
以前、肉をもらった時に自分で作ったときのレシピはこちらになりますが、最初に肉を煮るときの湯は捨てたとのこと。
少々獣臭いですからね。
他にも多種多様な母お手製の料理を振舞われ、栄養バランスも味も結構で満腹になったのでした。


さて今回の猟、実は猪狩りの予定だったとか。
しかし猟犬たちも猪だと凶暴で大変なのを知っているので、大人しい鹿の匂いを嗅ぎ付けると、そっちに誘導してしまうとか。
犬も分かっているのですね。


ですが、隣の猟友会は猪を結構狩っているらしいのです。
理由は猟犬にあるとか。
野性味の強い日本犬の猟犬だと、猪に狙いを定めると喰らい付くのだそうです。
なので今度、父も機会があったら日本犬の猟犬購入を検討しているようです。
まぁ、向かってくる猪狩りに母も心中穏やかではないのでしょうが、元気な内に好き勝手やらせてあげたいものです。


さてこの日、父に見せてもらったのが、まずは鉄十字章。

「1914」と年号が入っているのが分かります。
本物だそうですが、さすがドイツかぶれの父。
ただしナチスは大嫌いなので、ハーケンクロイツは持っていません。
現在は本物のブルー・マックス勲章(プール・ル・メリット勲章)を探してもらっているそうですが、本物は何百万円もするらしいです・・・。
第一次大戦終了までのドイツ軍最高の勲章への欲に狩られた男を描く、大作戦争映画のDVDも持っていたので、借りて来ました。
これ、長年見たかったのです。
若きジョージ・ペパードが主演に、ジェリー・ゴールドスミスの音楽ですから。


次に見せてもらったのが、ワイマール共和国時代から最近のドイツまでの5マルク貨幣。

右から順に時代が新しくなっていきます。
貨幣価値が下がっていくと共に、コインの大きさも小さくなっていくのが分かりますね。
右4つが銀貨で、一番左のは白銅(と言ってたかな?)。
但し、一番最初の50マルクはここにありません。
恐らく、銀行の貸し金庫にある彼のコレクションの中にでも眠っているのでしょう。


鉄十字章も5マルクも、ドイツ製ビアジョッキの中に無造作に入っていました。
高価なものは手が触れないようにきちんと密閉して保存し、そうでないものは無造作に。
これもまた、父らしいです。


この日もトトは大はしゃぎで迎えてくれました。

再来週は3歳の誕生日ですね。



多彩な話題に薀蓄と父の話を楽しめ、母の手料理に舌鼓を打ち、トトに遊んでもらったのでありました。