days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

Scott Pilgrim: Scott Pilgrim's Prescious Little Life & Scott Pilgrim Vs. The World


ブライアン・リー・オマリーのカナダ・コミック『スコット・ピルグリムVSザ・ワールド』をご紹介しましょう。
このコミック、昨年一部にて話題となった映画の原作で、だから翻訳されたのでしょう。


バンドをやっている20代前半のトロント在住の無職青年スコット・ピルグリムが、ラモーナという女の子に一目惚れ。
しかし彼の前に立ちふさがるのは、ラモーナの元カレたち。
突如襲撃してくる元カレ(元カノもいるらしい)たち相手に、クンフーやら特殊技やらで闘うのであった…


内容はもう、これが完全に荒唐無稽も良いところ。
しかし絵も内容も、かなり日本の漫画の影響を受けていますね。
いやいや、絵柄だけ見たら北米のコミックには見えないかも。
こんな内容だったら日本のコミックにもありそうですから。
楽しいのは絵で、これが可愛い。
軽快なテンポでぐだぐだな主人公の日常と、突如始まる激闘の落差も凄く、かなり楽しめます。
原作は全6冊、この内最初の2冊がまとめられたのが本書。
なので続きがあるのですが、本書の不安点はナンバリングがされていない事。
つまりはこれ1冊で翻訳が終わる可能性も高いのです。
売れ行き次第で続刊が決定されるでしょうから、売れてもらいたいものです。
皆さん、買いましょう!


スコット・ピルグリム VS ザ・ワールド

スコット・ピルグリム VS ザ・ワールド


さて映画版は『ショーン・オブ・ザ・デッド』や『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』の監督エドガー・ライトの作品で、これもかなりシュールだそう。
幾つかの媒体で紹介を読みましたが、かなりの新感覚で付いていける観客とそうでない観客とに分かれるものだとか。
コミックもゲームも大好きな監督らしい出来栄えなのでしょう。
主人公スコットが『JUNO/ジュノ』のマイケル・セラなのでかなり原作とは違う感じなものの、ラモーナ役メアリー・エリザベス・ウィンステッドはピッタリでは。
どこか輸入して公開してくれないものでしょうか。
原作の続きも映画の公開も、実現してもらいたいものです。



いきなり文字が登場したりで原作の忠実な映像化を狙っているのが、予告編からも分かりますね。
面白そうなんだけどなぁ。


1/14追記:「スコット・ピルグリムVSセカイ(仮)」劇場公開を求める会というサイトがあります。
http://scottpilgrimjp.web.fc2.com/
ご興味ある方は是非ご署名を!