The Art of TRON: Legacy
『トロン:レガシー』の映画館でのヴィジュアル&サウンド体験の興奮もありましたので、サントラCDに飽き足らずアート本も購入です。
映画の企画の始まりから、全体のアート・ディレクションについて紹介した本書。
デザインの変遷が色々と興味深い。
もちろん、前作『トロン』でのシド・ミードやメビウスらのデザインについても触れていて、それらを元にどのように現代的にアレンジしたのかも分かります。
映画をご覧になった方ならば誰もが興味を抱くであろう、ライトサイクルのデザイン。
本書でもきっちりページを割いて紹介しています。
収録されたミードのデザイン画を観て思い出しました。
そうそう、彼のデザインではライトサイクルとライダーの衣服は、一体化したように見えるものだったのですよね。
ナルホド!『トロン:レガシー』のバイクとライダーが一体化したかのようなデザインは、そのオマージュでしたか!
合理的デザインを考える彼らしく、恐らく空気抵抗低減の為に考え出されたデザインなのでしょうが、その意匠は30年近く経って引き継がれていたのです。
これぞまさしく「レガシー(遺産)」。
そんな温故知新も楽しい本です。
私はダフト・パンクのサントラCDを大音量で鳴らしながら、ページをめくって、あの異世界にしばし戻っていました。
この方法はお奨めです。
THE ART OF TRON:LEGACY ディズニー映画『トロン:レガシー』の世界 (ShoPro Books)
- 作者: ジャスティン・スプリンガー,富永和子,富永晶子
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2010/12/01
- メディア: 単行本
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