せなけいこのおばけ本
妻とは娘に読み聞かせをしており、それらの本は主に図書館から借りています。
余程気に入った本は改めて買うこともあるのですが、ここ何ヶ月か娘も大好きなのが、せなけいこの絵本の数々。
1970年代からあったようなのですが、まるで知りませんでした。
切り絵・ちぎり絵で構成された本は、愛嬌のある絵柄と、時折見せる大人も真っ青な展開で面白い。
娘だけではなく大人も楽しめます。
特にこの人が描くおばけは、時に可愛く、時に恐ろしい。
作者の子供達がおばけ好きだった為に、おばけものが多いのだそうです。
また作中の子供たちは自分の子供たちをモデルにしているとか。
「もう出さないでよ」とクレームも出ていたそうですが(^^
内容は油断なりません。
中にはモロにアンハッピーエンディングなものもあり、ネットを見るとトラウマになった人もいる様子。
例えばある本では、きかんぼうの子供がおばけにされて、おばけの国に連れ去られてしまいます。
ひえぇ〜
私自身、元々絵本は好きだったのですが、ここまで容赦無い結末の絵本は洋の東西含めて中々無かったですねぇ。
こんな理由で、せなけいこの絵本を読むのは、私にとってもスリリングなのです。
最近の娘と私のお気に入りは、めがねうさぎの本。
めがねうさぎ、うさこを主人公とした一連の絵本です。
このうさこ、ド近眼なくせに時折メガネを無くしたのにも気付かない、超お間抜けさん。
それに「ま、いいわ」とかなり大らか、でも何気に図々しいところもあって、小池一夫風に言えば「キャラが立っている」のです。
シリーズ化されて当然の面白い主人公なのですね。
第1作の『めがねうさぎ』では、メガネを無くした夜の山に入り、数々の迷惑を野生動物に与えます。
そこで出会ったのがおばけ。
よーし、脅かしてやれぇ〜とうさこの前に出たのは良いものの、ド近眼なので驚いてくれません。
うさこに振り回されるおばけも可愛らしく、オチも愉快です。
うさこが天麩羅を揚げる『おばけのてんぷら』も傑作。
これを読んで、娘と一緒に天麩羅を作りました。
すると普段余り食べない芋も食べてくれたというおまけ付き。
一緒になったセットでも売っているので、そちらもお勧めです。
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『めがねうさぎ』と『おばけのてんぷら』のミニ本をまとめ売りしたものです。
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手提げ袋に入れて、しょっちゅう持ち歩いています。
ナルホドね。
↓はトラウマ級です。
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