days of cinema, music and food

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ユーロマンガ vol.7 追悼 メビウス特集


もう1年近くにもなるのですね。
何がって、メビウスことジャン・ジローが死去してから、です。
当時は追悼記事も書きましたが、いやはや、随分前から手元にあったのに、それで安心してほったらかしにしていたバンド・デシネ(以下、DD)専門誌『ユーロマンガ』のメビウス特集をようやく読み終えました。
まさしく、我ながら怠慢そのものですな。


さてこの号の売りは、メビウス×アレハンドロ・ホドロフスキー初の合作である短編『猫の目』(1978年)になります。
このコンビの長編作品『L'INCAL アンカル』は、以前にもご紹介しましたね。
この短編、見開きで1コマとでも言うべきレイアウトの50ページ程(だから実際には25コマ?)の作品です。
メビウスらしい空間描写と、ホドロフスキーらしい残酷な展開が強烈な印象を残します。


追悼文、インタヴューには、大友克洋荒木飛呂彦浦沢直樹、小池恵一、寺田克也りんたろう、それに宮崎駿といった大御所達が登場。
そこら辺だけでも読み応えがあります。


上記で本誌の半分くらいである60ページ程を使い、残りは新連載を含むバンドテシネが掲載されていて、欧州マンガの息吹を感じられる事でしょう。
単行本も読みたいDDは幾つもあるのですが、高価なのが難点ですよね…


ユーロマンガ7号

ユーロマンガ7号