プライオリティ〜最優先事項の達成
今日は研修。
研修仲間のお勧めクラスです。
以前受講した「7つの習慣【エンジニア向け】」から派生した、掲題の研修を受講してきました。
緊急=重要ではない。
しかし人間とは真に重要なことよりも、緊急なことがらを優先してしまうものです。
そうではなく、重要事項を優先的に行うことによって、私的・公的に生産的な生活を過ごそう、といったものです。
スティーヴン・コヴィー博士の唱える「時間管理のマトリックス」には、次のようなものがあります。
- 第I領域: 緊急で重要なもの(危機や災害、切羽詰った問題、締め切りのあるミーティング・報告など)
- 第II領域: 緊急でなく重要なもの(準備、予防、計画、人間関係作り、真のレクリエーション、価値観の明確化など)
- 第III領域: 緊急だが重要でないもの(不必要な中断・報告書、重要でないミーティング・電話・郵便・メール、他の人の些細な問題)
- 第IV領域: 緊急でなく重要でないもの(仔細な事柄・見せ掛けの仕事、無意味なミーティング・電話・郵便・メール、時間の無駄遣い、テレビの見過ぎ、インターネットのやり過ぎ、息抜きのし過ぎなど)
理想は「第II領域」が多いのが良いそう。
事前のチェックでは私自身も第II領域が1番多かったです。
日ごろから仕事に関して毎日棚卸をしており、かつ各項目の締め切りを明確に設定しているので、慌てることも混乱することもありません。
そうでもしないと、何を優先して行わなくてはいけないのか、分からなくなってしまいます。
ただ、自分自身ではもう少し長期的視野を持ちたいなと思っていますが。
会社勤めをしていると、上記の第III領域もあるのも事実。
これが多い場合は仕組みに問題がある可能性が高そう。
となると、第III領域を減らす為に第II領域を増やす=根本的改善を行うのが良さそうです。
しかし人によって価値観は多様。
ある物事がある人にとっては第I領域であっても別の人にとっては第III領域かも知れない。
しかしその1つの物事は何の為に行うのか、というのは特に仕事の場合、定義付け出来る筈です。
その定義に従って領域を決めれば良いのではないでしょうか。
結局、人間が物事を判断する基となるのは価値観です。
その価値観が明確になっていないと判断も出来ないという、当たり前だけれども忘れがちな原則を思い出させてくれました。
また、業務だけでなく
- 「価値観を明確にすることによって優先順位も決まる」のは仕事だけではないということ
- 仕事だけでなく、人生の価値観そのものを明確にしようということ
といった点を学べた点においても、有意義な研修だったと言えましょう。
- 作者: スティーブン・R.コヴィー,Stephen R. Covey,ジェームススキナー,川西茂
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